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レアゾンビジュアルコミュニケーションユニット所属、webディレクターの岩澤です。
入社して初回のブログなので、これまで3度(4度かな?)のキャリアチェンジを経てwebディレクターになるまでの経緯と、これからについて思うことをご紹介させて頂ければと思います!
突然ですが、私のキャリアを説明する上で、ライフステージの変化については切っても切り離せない関係にあります。当たり前のことではありますが、キャリアのあり方や考え方は一辺倒ではなく、様々な状況や出会いから思いがけず動き出すことがあります。
それでも培ってきた経験は地続きで自身の強みになる部分だと感じるのと、根底にある興味のあることへの軸って大きくは変わらない。
ただ会社も家庭も一人では成り立たないので、じゃあどうするか。軸は変わらなくとも自身のあり方や考え方は少しずつ変化していき、現時点での答えが今の自分なのかな、と思っています。
20代後半で思いがけず上京
・最初の転機
最初の転機は結婚による引っ越しで、北海道から東京へ移り住んだことでした。
当時、iPhoneが普及し始め、様々なWebサービスやアプリケーションサービスが登場し、世の中が大きく変化していました。
それまでは、子どものアートスクールの講師として、実体験を通したものづくりや、イベントやスクールを通して創造の喜びや、考えることの根底の基礎を育むことに重きを置いた活動でしたので、私自身はweb業界とは無縁といって過言ではありませんでしたし、メディアとしても今ほど積極的な関わりはありませんでした。
そんな中、東京へ引っ越したことをきっかけに、ご縁があったのもあり、世の中の流れから自然と興味を持っていたモバイルコンテンツ制作会社で、制作アシスタントとして働くことになりました。
今しかない!30代前半でデザイナーに
・子供の成長とともに変化する環境
その会社で2度の出産を経て、上の子の小学校進学が次の大きな転機となりました。子供の成長とともに、このままこの仕事を続けて良いのか、子供が手を離れた時にこれといって何のキャリアもないままで良いのかという疑問を持つようになりました。
これまでの経験からデザイナーの仕事に興味があったこと、そして今後も長く働くことを考え、興味のある仕事に挑戦するなら今しかない!という考えが大きくなりました。
様々な方に後押しを頂きながらではありましたが、同社内でジョブチェンジを叶えることができ、デザイナーとしてのキャリアがスタートしました。
(お世話になった皆様には感謝の念に絶えません)
・仕事の広がりとともに考え方に変化
その後、長女の中学校進学という転機が訪れました。仕事をしていると思いがけない体験や新しい知識を得る機会に恵まれます。
当時、デザインの業務は女性向けソーシャルアプリのアバターの企画やデザインがメインでした。同時にチームリーダーとして業務に携わる機会を頂き、デザインワークの面白さとともに、チーム運営や企画提案など、仕事の幅が大きく広がった時期でした。
ただ、デザイナーとしてのスタートが遅かった分、学ぶことが多く楽しい反面、知識や経験の足りなさがどこか自信のなさになっていたように思います。
そんな中、チームのリソース管理やディレクションをしていると、自分自身が手を動かすことだけにこだわっているのではなく、求められているクオリティのものをしっかりゴールに持っていくために間に立ってコントロールする役割も必要で、その役割は割と向いているかもしれない、と考えるようになっていきました。
そんなふうに、仕事の幅の広がりや、子供の成長と共に自身の仕事への向き合い方や時間の使い方が大きく変化し、今後のキャリアについて考える岐路となったのです。
いよいよwebディレクターの道に進む40代
・兼任webディレクター
そうして次の転職を通してWebディレクターになりました。デザイナーのいない会社だったので、案件によってはデザインを担当しつつの業務となり、そこにも学びが多くありました。
中でも、デザイナーとディレクターを兼任したことで自分なりの強みになりそうなことが見えてきたことは、大きな収穫だったと思います。
打ち合わせの段階である程度制作を想定できたので「できそうなもの」「難しそうなもの」が判断でき、持ち帰る前に具体的に詰めることができたので、打ち合わせがスムーズに進められたこと。
至急の対応の際に、現実的なラインで今必要なクリエイティブのアイディアを伝えることができたり、外注のデザイナーへ無理のない進め方や、伝え方ができること。
・課題は山積だけど希望があった
そういった経験はやってみなければ実感として持てなかったことなので、課題は山積みながらも、今後の方向性が見えてきたような気がして今の自分の糧となっています。
ビジュコミの門を叩く
残念ながら、家庭との時間が合わなくなってしまったことでその会社は続けるのが難しくなり、改めて家庭との両立を考えた転職活動を始めました。そこで出会ったのがレアゾンのビジュコミです。リファラルでお声がけいただき、面談を進める中でホールディングスのビジュアルコミュニケーションという部署の業務内容に魅力を感じました。
すでにご一読かもしれませんが、ビジュコミの在り方については以下のページをご参照ください
・ビジネスの本質を理解し、感情を動かすデザイン作りを目指すデザインユニット
もちろん、私にとっては働き方もかなり重要な要素です。その点は面談の中でしっかり払拭できたことと、何よりこれまでのキャリアを0に戻すのではなく、それを土台に新しい成長が期待できる環境に大変魅力を感じました。
これから期待していること
・ビジュコミのディレクターの面白さ
現在入社して2ヶ月目に入り、主にmirutoというペットIOT事業のブランディングに携わっています。この2ヶ月で感じているブランディング業務での面白さは、メディアを限定せずに幅広い提案ができ、戦略から実行まで並走できることだと思います。
mirutoについてはこちらをご参照ください
https://design.reazon.jp/project/miruto_brand_ECsite/
ビジュコミのWebディレクターの活躍の場は広く、個人の意思を尊重してくれる環境です。「こう進めてみたい」という意見に対してとても前向きに捉えてもらえる印象です。また、やり方が一つではない、というところが様々な経歴を辿ってきた私にとってはこれまでのキャリアを活かせる部分であり、新たに巡ってきた、思いがけない体験や新しい知識を得る機会であると感じます。
意見を尊重してもらえるということは、その分責任が伴うものなので、悩みや葛藤も少なくはないでしょう。ただ、チームを見渡してみると、個性豊かなメンバーが皆さんそれぞれの強みを発揮しているように思います。
・最後に
冒頭の話に戻りますが、会社も家庭も1人では成り立ちません。それぞれの活躍や努力のもとに成り立つものだと思います。そのそれぞれの個性や能力をしっかり発揮してもらうことこそ、ディレクターの最も重要な使命。
私のWebディレクターとしてのキャリアはまだ始まったばかりで、課題は多くあると思っていますが、チームの中で新しい個性としてメンバーを後押しできるような存在になれたらと思っています。