はじめに:

30年前の今日、ゲーム業界に革新的なゲーム機が発売された。

そう、PlayStationである。

1994年は次世代機と呼ばれるゲーム機が多数発売され、当時多くの高校生は、どの次世代機を買うのが正解なのか悩まされたものである。

- 1994年に発売された次世代機は以下の通り

- 1994年03月20日 3DO(Panasonic)

- 1994年12月03日 PlayStation(Sony)

- 1994年11月22日 SEGAサターン(SEGA)

- 1994年12月23日 PC-FX(NEC)

出典:PlayStation(ゲーム機)

※ちなみに自分は超悩んだ結果、「PC-FX」を買うという暴挙に出てしまったのは良い思い出である。

これからの時代3Dが主流になるのは誰が見ても明らかにも関わらず、なぜ「PC-FX」を買ってしまったのは、また別のお話で。

ゲームの変遷:

それまで16bit機(スーパーファミコンとPCエンジン)をメインで遊んでいたが、32bit機の登場、ROMカセットからCD-ROMへと、ドット絵からポリゴンへとゲーム業界が加速的に進化していく状況をリアルタイムで見届けられたのは、40代の良かった点と言えるかもしれない。


PlayStationの代表格と言えば、やはり「FINAL FANTASY Ⅶ」だと思う。

FINAL FANTASYとドラゴンクエストと言えば二大JRPGとして多くのファンがいたし、自分も好きなシリーズだった。

その中でもFINAL FANTASY Ⅶのインパクトは今でも強烈に覚えていて、RPGが変わる瞬間とでも言おうか、これまでドットで表現されていたキャラクターや建造物がポリゴンとなり、ゲームの世界が立体的に表現された。

フィールド上のクラウドは腕がポパイ(多分通じない)みたいだったけど、それでも感動だった。画面が綺麗すぎてキャラを見失うこともしばしば。。。戦闘シーンにおいても自キャラ、敵キャラが縦横無尽に動く動く。

「召喚魔法、マジすげぇ」「ナイツ・オブ・ラウンドの演出がなげぇ」

ゴールドソーサーのスノボやチョコボレースにドハマリした記憶が蘇る。

今の当たり前が、当時どれだけの衝撃だったか。。今どきの若い人にはわからないだろう。

あまり書きすぎるとFF7の記事になってしまうので話をPlayStationに戻す。

メディアの変化:

CD-ROMのゲーム機と言えば、当時の日本ではPCエンジンのCD-ROM2(SUPER CD-ROM含む)くらいだったが、次世代機は軒並みCD-ROMの規格で、中でもPlayStationは読み取りの盤面が黒かったのが印象深かった。

これは誤ってオーディオ機器で再生しないための配慮とのこと。

※ちなみに、PCエンジンCD-ROM2のソフトはオーディオ機器で再生するとサントラっぽいものが聞けた気がする。

CD-ROMに規格が変わり、それに伴い読み込み中のNow Loading…はROMカセットではなかったもので、その待ち時間に戸惑った人も多かったのではないだろうか。

だがCDの読み込みをドアの開閉や階段の上り下りによる演出でカバーしたバイオハザードは流石としか言いようがない。

メディアがCD-ROMとなったことでソフト本体にバックアップ機能がなくなり、外部メモリーカードにするあたりいかにもソニーらしさがある。

また大作となるとCD-ROMの枚数が増え、4枚組とかあったものである。ディスクの入れ替えなんて何言ってるかわからないと思うが、そんな仕様だった。

ハードデザイン:

ハードのデザインはこれまで白を基調にしていた任天堂ハード、黒をベースにしていたSEGAハードの中間とも言えるグレーをベースにデザインされており、PSのロゴはなかなかのインパクトだった。

コントローラーにおいてもこれまでのABXYボタンを△◯✕▢にするとは、さすがデザインのソニーである。しかし、十字キーが独立した構造になっていたのはちょっと使いづらかった。

初期型のPlayStationのコントローラーにはまだDUALSHOCKは搭載されておらず、操作を十字キー以外でプレイするなんて全く予想していなかった。(パワーグローブなど特殊なガジェットは除く)

DUALSHOCKの登場で振動機能とスティック操作、今では当たり前の機能が当時はとても新鮮だった。

コントローラーが震えることで、より臨場感を味わえ、バイオハザードの様なホラーゲームにマッチしていたなぁと。

ゾンビ犬が飛び出す瞬間の恐怖は今でも忘れない。

振り返り:

数々の名作を生み出したPlayStationは、確かに時代を変えるだけの力があったし、ゲームの映像や音楽、演出面の確かな進化を目の当たりにした当時のゲーマー達は、これから来るゲームのさらなる進化にとても心躍らせたに違いない。

もちろん自分もその一人だった。バイト代をゲームソフトに費やし、朝日が登るまでゲームに興じていた昔が懐かしい。

今でももちろんゲームは好きで気がついたらゲームをポチっているが、買ったものの積まれていくゲームばかりが増え、いつかやろう、時間ができたらやろうと心に誓っているが、クリア本数と購入速度が比例しない。※年間の購入本数はもはや数えたくない。

これらのゲームがクリアされるのか、それとも購入履歴と未開封のソフトだけが虚しく残るのか、その答えは誰も知らない。。。

PlayStation公式サイト

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