それは魔法であり、羅針盤であり、言葉なきコミュニケーションツール

ReazonHDビジュアル・コミュニケーションユニットの植原です。


今回は非デザイナーがデザインの世界をどう見てるのかを赤裸々に語っていきたいと思います。


自分はデザインチームにいながら、デザインとは無縁の日常を送るただの一般人です。

街を歩けば、おしゃれな看板やポスター、ウェブサイトを開けば洗練されたインターフェース。

そんな素敵な世界を作るデザイナーという人たちは、一体どんな風に世界を見ているのか?

そんな疑問を抱きつつ、少しだけデザイナーの見える世界を妄想してみました。


デザインは「魔法」?視覚言語の力

まず感じたのは、デザインって魔法みたいだということ。(なんてメルヘンチック)

例えば、普段何気なく使う文字、何の変哲もない文字の羅列が、フォントや色、配置が変わるだけで、全く違った印象になりますよね。


なんということでしょう!


デザイナーさんは、魔法を使うかのように、視覚的な要素を操って、人の感情や行動に影響を与えているじゃありませんか。

フォントの魔法: かわいいフォントは親しみやすさを、ゴシック体は力強さを。それはまるで、声色を変えるように、フォントを変えることで、テキストに感情を吹き込んでいるかのよう。

色の魔法: 青は信頼感を、赤は情熱や危機感をかきたてる。信号機の色のように、色は人の心理に直接訴えかけ、無意識のうちに私たちの行動を誘導します。

レイアウトの魔法: 情報の優先順位を整理し、伝えたいことを際立たせる。雑誌のレイアウトのように、情報の配置によって、読み手の視線を誘導し、ストーリーを語る。

デザインは、まさに視覚言語。言葉を介さずに、人の心に直接語りかける力を持っている。

■色んな文字のデザイン

デザインは「羅針盤」?問題解決のツール

デザインは、単に見た目を美しくするだけでなく、情報を整理し、目的を達成するための「羅針盤」のような役割も果たしていると感じました。

例えば、駅の案内表示なんかは一目で目的地がわかるのは、デザインのおかげですよね。

ウェブサイトのインターフェースも、直感的に操作できるのは、ユーザー目線でちゃんとデザインされているからで、デザインは情報を整理し、人と情報、人と目的を結びつける、そんな力を持っていると改めて感じました。(すごい!)

情報設計: 複雑な情報を整理し、分かりやすく伝える。まるで、地図のように、情報を整理し、目的地まで迷わずにたどり着けるように導く。

ユーザーエクスペリエンス(UX): ユーザーが製品やサービスを使う際の体験をデザインする。それは、単に使いやすさだけでなく、楽しさや感動も提供する、心のこもったおもてなし。

問題解決: 社会課題やビジネス課題をデザインの力で解決する。デザインは、新たな視点を与え、イノベーションを生み出す。

デザインは、単なる装飾ではなく、問題解決のための強力なツール。

■駅の案内板

実はこの案内板、動くようです。

https://x.com/denshageek/status/1772165960138670551

デザインは「言葉なきコミュニケーションツール」?

デザインは、言葉や文化の壁を超えて、人々にメッセージを伝える力を持っていると感じます。例えば、ピクトグラム。オリンピックの競技やトイレのマーク、非常口のマークは、言語が分からなくても、誰にでも意味が伝わります。

普遍性: 言葉や文化を超えて、誰もが理解できる。それは、共通言語のように、人々の間に橋を架ける。

感情伝達: 文字だけでは伝わりにくい感情やニュアンスを伝える。それは、音楽のように、言葉を超えて人の心に響く。

ブランドイメージ: 企業や製品のブランドイメージを視覚的に表現する。それは、企業の顔として、人々に印象を残す。

デザインは、言葉なきコミュニケーションツール。それは、世界中の人々とつながるための、共通言語。

デザインの奥深さに触れて

もちろん、今回触れたのはデザインの世界のほんの入り口であり、本職のデザイナーさんたちは、もっと深い知識と技術を持っていることでしょう。

今回、デザインの世界を覗いてみて、日常の見え方が変わった気がします。街の看板やポスター、ウェブサイトを見る目が、よりデザインを意識した見え方になったかなと思いました。

デザインは、私たちの生活のいたるところに溢れていて、私たちの感情や行動に、知らず知らずのうちに影響を与えています。そんなデザインの奥深さを学ぶことができて、非常に勉強になりました。

いつか、私も少しだけデザインの魔法を使えるようになる日が来るのかも?なんて、夢を見ながら、今日のブログを締めたいと思います。

デザインといえばやっぱりこの本ですね。非デザイナーの私も持ってます!

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筒井 美希 (著)