ビジュコミでディレクター・UXデザイナーをしている首藤です。

本日新卒向け採用イベントに参加して、ふと新卒でディレクターを志望している人が少ないことに気づきました。

私自身、ディレクターはデザイナーやエンジニアを経験した人がキャリアアップとしてすることが多いと思っていたのですが、組織によってはファーストキャリアとしてディレクターもあります。

そしてビジュコミでも新卒からディレクターをする人を募集しております。



ただ私も就活時に、新卒からディレクターってどうやってするのだろうか?と疑問に思ったことがあったので、今回は新卒からディレクターになった自分の業務の紹介をできればと思います。

この記事を読んで「ビジュコミのディレクターって面白そう!」「自分のやりたいデザインはディレクターかもしれない!」と思っていただけたら嬉しいです!


まずはビジュコミでのディレクターの業務を紹介します。

1.制作進行

ディレクターとしてメインの仕事がプロジェクトの制作進行です。

他部署から依頼を受け、制作物を納品・運用するまでの一連のマネジメントを行います。


おおまかな流れは以下の通りです。

①依頼担当者から依頼内容をヒアリングし、企画・設計を行う

②ビジュコミの制作メンバーをアサインし、スケジュールを立てる

③メンバーが制作をサポートしたり、制作物の確認する

④担当者に確認して納品、場合によっては運用に移行


ビジュコミの制作領域はサイト・プロダクト・イベント・動画・ノベルティまで多岐に渡るので、各アウトプットに合わせたディレクションが必要であると感じます。

また、依頼担当者やビジュコミのメンバーはもちろん、場合によっては外部の方との連携が必要です。

ガントチャート

2.企画・提案

ビジュコミでは企画・提案までディレクターが行うことが多いです。

サイトやプロダクトの提案を行うこともあれば、イベント、動画、クリエイティブの企画まですることもあります。

プロダクトの企画書

3. 運用・分析

ビジュコミはレアゾン・ホールディングスのほぼすべてのコーポレートサイト・サービスサイトのサイト制作を行なっているため、それらの運用もビジュコミで行うことが多いです。

依頼部署から依頼が来ることもあれば、ビジュコミの方でサイトを確認し、アップデートを提案することもあります。

例えば、ブランディング事業「GIFTech」。

昨年制作したハッカソンイベント「GIFTech2024春」イベント募集ページでは、1ヶ月あったエントリー募集期間の間にGoogleアナリティクスSiTestを使用して、サイト訪問者のサイトの見方を分析して、1ヶ月間サイト改善を行いました。

例えば、自分たちの想像以上に見られている項目箇所の情報を丁寧なものにアップデートしたり、エントリーボタンを追加したりといった改善を行い、エントリー増加を目指しました。

ヒートマップなどを分析すると、自分の想像していなかったユーザーの行動などが見られて、サイト設計をする上での勉強にもなるので、ディレクターにとって重要な工程になると考えます。

GIFTech2024春イベントサイト

4. どんな人が向いているのか?

自分がレアゾン、そしてビジュコミのディレクターとして1年半働いてみて、特に重要だと思った3つをご紹介します。

①コミュニケーション能力

「1. 制作進行」でも述べたとおり、ディレクターは特にコミュニケーションが多い職種です。他部署の人からどんなものを制作して欲しいか聞くヒアリング能力や、制作メンバーがスムーズに制作できるように情報を伝える能力が必要になります。

また、情報をいつでも見返せるようを残したり、slackでの連携のためのコミュニケーション能力も重要になります。

②情報のキャッチアップ能力

ディレクターが企画・提案を行うので、常に最新のトレンドをキャッチアップして、今のトレンドに合わせたクリエイティブの提案を行う必要があります。

また、依頼によって、初めての領域のクリエイティブを作ることもあるので、事業ドメインの理解が必要不可欠です。


5. 最後に

ディレクターという職種について色々お話しさせていただいたのですが、自分もまだ課題ばかりだと思います。

他部署の方の課題を解決するクリエイティブを作成できるような企画・設計ができるよう、そして、制作メンバーのスキルを120%引き出せるようなディレクションができるよう精進していきたいです。