After Effectsで使える便利プラグイン紹介:オブジェクトをパスに沿って配置&アニメーション

こんにちは、映像制作チームの斉藤です。今回はAfter Effects向けのプラグインをひとつご紹介します。僕自身、実際の案件で使用して「かなり便利だな」と感じた機能があったので、体験談を交えながら紹介したいと思います。


■ どんなプラグイン?

今回紹介するのは、オブジェクトをパスに沿って複製・配置し、そのままアニメーションさせられるプラグインです。リンクはこちら → プラグイン公式ページ

パスを描いた後、そのパスに沿ってオブジェクトを等間隔で配置でき、さらにアニメーションもスムーズに付けられるのが特徴です。モーショングラフィックスでラインに沿って要素を流したいときや、リズムのある動きを作りたいときに役立ちます。


■ 使ってみて感じたメリット

僕が特に便利だと感じたポイントは以下の3つです。

配置とアニメーションが一括で設定できる通常は複数のレイヤーを調整してタイミングを合わせる必要がありますが、このプラグインではパス上に配置した時点で自然なアニメーションが組み込めます。

調整が柔軟でスピーディパスを描き直したり数値を変えるだけで、配置間隔や動きをすぐに変更可能。複雑なエフェクトやエクスプレッションを書かなくても済みます。

トランジションや演出に活用できるオブジェクトが流れるように現れたり消えたりする表現を簡単に作れるため、トランジション演出にも相性抜群です。


■ 実案件での活用例

実際に担当した映像案件でも、このプラグインを使用しました。特にトランジションのシーンで、アイコンやシェイプをパスに沿って動かす演出が必要だったのですが、このプラグインを使うことで自然で流れるようなアニメーションを短時間で実装できました。

これまで手作業でタイミングや位置を細かく合わせる必要があった工程が、かなり効率的に進められた印象です。

(案件映像はこちら。15秒位からフォルダのアイコンをわちゃわちゃさせてます)

■ まとめ

After Effectsで、パスに沿った動きを簡単に表現したいときに、このプラグインは非常に便利です。

・オブジェクトをスムーズに配置できる

・アニメーションのタイミング調整が簡単

・トランジションなどの演出に活用しやすい

モーショングラフィックス制作でよく使う表現を効率化できるので、導入を検討する価値は十分にあると思います。