はじめに
レアゾンビジュアルコミュニケーションユニット所属、デザイナーの山下です!
私自身、デザイナーになって約2年半。早いもので、前職の6人の制作会社からREAZONに入社して約2ヶ月が経ちました。
そこで今回は、
・入社して2ヶ月で携わったプロジェクト
・REAZONに入社して2ヶ月経った感想
・今後の目標や課題
について書いてみようと思います!!
特に制作会社から事業会社へ転職を考えている方、未経験で事業会社と制作会社どちらへ行こうか悩んでいる方、そしてもちろんREAZONへ入社を検討されている方に読んでいただけると嬉しいです!
ビジュアルコミュニケーションユニットについてはこちらの記事に詳細が記載されているので、ぜひご覧ください!
入社して2ヶ月で携わったプロジェクト
1. GIFTech2025春イベントサイトと既存トップページの部分改修
2. 社内イベントで使用する動画内のレイアウトデザイン
3. 新規事業のリリースLP
4. 社内で使用する資料の印刷物
5. コンテンツ事業で使用するバナーのテンプレート作成
おそらく以上です...!
抜けてるものがあったら後ほどひっそりと追加します。笑
それぞれ簡単に触れていきます。
1. GIFTechイベントサイトと既存ページの部分改修
そもそもGIFTechとは?
当社が展開している、多くの事業のうちの"ブランディング事業"として取り組んでいるプロジェクトです。
"ユーザーに価値あるプロダクトを、マーケティングやPRの視点から自社開発し、その知見と成果を蓄積しています。さらに、志を共有するテック企業やクリエイティブエージェンシーと協力し、それを次世代を担う若者たちに伝えるため、モノづくりの魅力を体験できるハッカソンを開催。
プロダクト開発の素晴らしさを広げるため、共創の場を提供するプロジェクトです。"
(引用: https://reazon.jp/services/ )
2025春イベントサイトについて
入社して最初に担当させていただいたプロジェクトになります。年に2回開催されるイベントのうちの2025春イベントのサイトデザインを作成しました。
概要は、これまで開催されたイベントや既存のトップページのトンマナを踏襲し、でも新しさを感じるワクワクするサイトを作る。という依頼のもと作成しました。
サイバーパンクイメージでデザインを作成したので、細部にスプラッシュさせたり、きらきらつけたりしました。お気に入りの箇所↓
現在は広告運用していることもあり、ABテストを行ったりして初期のデザインとは違うものにはなっていますが、それぞれのデザインパーツやコンテンツデザインを担当しました。広告を運用をし始めてから、セクションを入れ替えたり、CTAの数を増すと、Google Analytics (GA)の成果が目に見えて向上が見え、WEBサイトの難しさと面白さを知ることができました。ABテストをしっかり行って、成果の向上を見込むところまで関わり、突き詰めていけるのは事業会社ならではだな。と感じました。楽しく、苦しいところですね。
あとは既存トップページで使用するバナーの作成や、改修を行いました。こちらは細かい箇所を変更したり、追加コンテンツの順番を変更したりしました。総括すると、やはり導線を意識してサイトの作成を進めていく大切さを痛感しました。(当たり前ですが。)
そんな当たり前をしっかりクリアできていなかったことに力不足を感じ、同時にこれからの課題も見つかった案件でした。
2. 社内イベントで使用する動画内のテキストデザイン
当社グループでは1月末が通期決算月となり、毎年2月上旬に先期のハイライト、各事業の内容、来期以降の展望など、従業員へ伝えることでグループの様々な事業の理解度を深める"納会"というイベントが開催されます。2025年は2月7日にシンガポールやマレーシア、ベトナムの海外で勤めている従業員も交えて開催されました。
納会では各事業部の担当者がスライドや動画を用い、それぞれの事業についてと、来期の展望を語りました。私はそちらで使用する、各事業部の切り替えのタイミングや、セクションの切り替えのタイミング(休憩や挨拶等)で使用する動画の中の文字組とレイアウトを担当しました。
私が担当した文字組とレイアウトは、アニメーションが完了した時点での決めのデザインをしました。ビジュコミュではアニメーションを専門にしたスタッフがいるので、その方と外部の方が連携して作り上げて行きました。決めのデザインしか作成していないにも関わらず、かっこよくスタイリッシュに動きがついて納品されてきた時にはこれがモーションデザイナーか....!!と感動しました。いつもこれをやってる斎藤さんすごい。
私自身、WEBをメインにしていたデザイナーなので、しっかりとした文字詰に取り組んできませんでした。キャッチコピーや、印刷データでは何度か取り組んだことはありますが、しっかりとロジックを持ってできていたわけではありません。ですが、今回のこの件で改めてしっかりと文字組について調べ、実践することができました。近くで作っているとゲシュタルト崩壊を起こしてしまうので、たまに立ち上がってひきで見て、なんか違うなと近づき...を繰り返す、とても大変(特に足腰に)な作業だったと思います。ですが、それらを実際に動かしてもらったものを見た時は嬉しかったです。
こちらは確認が取れ次第、公開できたらと思います。社外秘が多いため慎重に取り扱う必要がありまして...
3. 新規事業のリリースLP
こちらはまだリリースされていない内容のため深く触れることはできませんが、ポップで親しみやすさも出しながら洗練されたイメージを伝えたい。という要望があり、難航しました。
正直こちらの案件は私の力だけでは完成まで辿り着けず、メインディレクターの中谷さんから根気強くフィードバックをもらったり、アートディレクションとして山口さんが方針を決めてくださったからなんとか完成したものだと思っています。...悔しい。ありがとうございました。
こちらの案件では、事業部の方々・部署内の方々と制作の中でステークホルダーが数人いる状態なので全員のすり合わせが大変...事業会社の難しいところだなと感じた案件でした。
こちらもリリースが出来次第公開したいなと思っています。
4.社内で使用する資料の印刷物
こちらもあまり詳しくお伝えできませんが、手紙のレイアウトを作るみたいなイメージです。
(伝えられないものばかり...笑)
印刷物なので、紙のサイズが決まっており、その中でどの範囲にテキストやロゴなどの情報を入れ込むと綺麗なのか。プリンターを使って実際に印刷したもので色味やレイアウトを確認をして再度修正をする。これまで印刷物のデータ作成と納品までは何度か経験したことがありましたが、より踏み込んで担当させてもらいました。
カッターを使って、トンボに合わせて自分でカット。小学生の頃に好きだった図画工作の事業を受けているようで楽しかったです。グラフィックデザイナーの方々を尊敬していますが、改めて大変さを知り、さらに尊敬する要素が増えました。
5. BSノブロックで使用するバナーのテンプレート作成
当社のコンテンツ事業のうちの1つである「ノブロックTV」のサブチャンネルである「BSノブロック」のSNS発信で使用するバナーのテンプレートを作成しました。
こちらはadobeのPhotoShopで作成しました。
"PhotoShopを普段使わないデザイナーじゃない方々がバナーを作成すること" を考慮してテンプレートを作成する必要がありました。また、サムネイルで使用する画像は同じ画角では無いので、様々な画像に対応する必要がある必要があります。そして、タイトルの文字数を制限し過ぎてしまうとサムネを作成する方の負担になってしまう。さらに、ずっと同じカラーを使い続けた場合、視聴者が飽きてしまったり、いつもと同じような内容であると思われ、読み飛ばされてしまう可能性があるのでカラーパターンを作る必要がある。等の考慮する点が多数ありました。
文字が入っていくるテンプレートはすべての状態に対応することを考慮してしまうと完璧なものはできません。前職でもテンプレートの制作経験がありましたが、どこまでを考慮し、どこからを考慮しないかの選定改めて難しいなと感じました。
こちらもまだ公開されていないので、公開次第載せようと思っています。
REAZONに入社して2ヶ月経ってみて
制作会社の規模感によると思いますが、求められる力がガラッと変わりました。
制作会社に勤めている際は、私がクライアントとのファーストミーティングから、資料作り、提案や進行中のやり取りをする案件が多々ありました。つまり、"ワンマンで独走できる力" が求められたように感じます。さらに、前職ではデザイナーが私だけだったので、コンセプトについてやデザインに関する相談がしづらい環境にあり、暗闇を突き進み模索していく必要がありました。
それに対し、事業会社では"伴走する力" が求められるように思います。
様々な事業を展開しているので、それぞれの事業担当者に寄り添い、どのように事業を発展させ認知させるかを考えながら、共に成長していこうとする姿勢が必要だと思います。そして、当社では多岐に渡って活躍されてきた方々が中途入社されていたり、新卒で入社されていても第一線で活躍されている方々がたくさんいます。だからこそ、方向性に悩んで相談するとそれぞれの方々から、違うベクトルのアイディアやアドバイスをいただけます。それらの意見やアドバイスを取捨選択をし、総合的に自身のクリエイティブに落とし込んでいく必要がるあるので、難しいところでもありますが、日々勉強になります。
皆さんがそれぞれの役割に尊敬を持って働いているので、とても働きやすく、成長できる環境だと感じています。私ももっと頑張らなくては...!
事業会社と制作会社、どちらに先に勤めるべきか。というよく話題になる内容についてですが、私は制作会社を先に経験していて良かったと思っています。制作会社で自身の担当できる業務範囲を広げ、制作の流れをつかみ、クライアントの要望を取り入れつつ、サイト自体を良い方向へ導く経験をしやすいからです。異論はもちろん認めます。どちらも正しいし、間違いではないと思うので!
今後の目標や課題
今回のブログにはあまり関係がありませんが、個人の目標は個人か社内でかは問わず、webサイトのアワードawwwardsのSite of the dayを取りたい。このアワードはサイト閲覧者の投票を持って決められるアワードです。なので、ユーザーが良いと思ってくれて、投票をしてくれないと取れない。前衛的なサイトデザインが求められ、実装においても高い技術が問われる受賞がかなり難しいアワードです。だからこそ挑戦したいし、取りたい。頑張ります。
社内での目標としては初期のコンセプト提案段階で、部内と事業部側のいいねをできるだけ早く・多くとって行きたい。事業会社の動きとして、事業をいかに早く世の中に広め、それらをさらにアップデートをしていけるかのスピードが第一だと考えています。だからこそ、デザインでそのスピード感を落とすわけにはいかない。良いと思われ、GOサインまでが早いサイトデザインを作るということは、少なくとも社内の関係者の中で効果が出そうな良いサイトだと判断されていることだと思います。そのスピード感を持ってデザイン制作を進めて行きたいと思います。そのためには勉強が欠かさず、良いアイディアや参考をすぐに引っ張ってくる引き出しを作っていく必要があるのかなと思います。私の現状の課題は、その引き出しが圧倒的に少ない。引き出しを増やし、スピード感を上げる。これが私の課題と目標です。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました!
公開できない内容が大半で、なかなかもどかしい記事になってしまいましたが、いろんな方向で挑戦させていただいています。今後の成長を期待できるような環境で働けていて自分のキャリアが楽しみです!受け身でなく、積極的に色々なことに取り組んでいけたらと思います!
次は4ヶ月後に"入社して半年経ってみて"のブログも書きますので、またぜひ読んでください。
ありがとうございました!